2022年8月31日水曜日

思うこと 足るを知る者は富む

 から2,500年位前に実在したと云われる中国の思想家「老子」の言葉に

「足るを知る者は富む」というものがあります。

これは、新しく何かを得ることで満たされるのではなく、今の状態で満足していることを意味します。

老子は、人間の欲望は尽きないという前提に立ち、足るを知らない状態では、常に足りないものを追い求めるため、満たされることがなく、幸せになることができないと説きました。 

この言葉は、今この瞬間、身の回りにあるヒト、モノ、カネ、情報、環境など等、すべてが不足なく満ち足りていて、人と争ったりすることなく、その全てに満足し、感謝すれば、自ずと道が拓け、心が更に豊かで人生を送れると解釈されています。

例えば、沢山の苦労があったとしても、その苦労を乗り越えることができれば、一段と成長できる。

手持ちのお金がどんどん減っていたとしても、お金を増やすために真剣に働けば、一段とお金持ちになれると考えられています。

つまり、苦労があろうが、お金が無かろうが、それがマイナスの要素だとしても、更に飛躍するためのステージだと思えば、それは本人にとっては満ち足りた状況であり、その状況を受入れることで、前にも増して大きな富が獲得できるということになります。

今を満足できる人は富み、今を満足できない人は貧する。

苦労や困難を受入れて、その環境に感謝すれば自ずと富はやってくる。とにかく、富みが得たければ、足るを知ることが必要です。

足るを知れば、今必要なことが起きていることに気が付くことができ、その瞬間に、良いことも悪いことも、すべてが成長の肥やしになると考えます。

全ては必要で起きている、今置かれている状態で満たされている、愛と感謝をベースとした思考が必要、など、このブログでお伝えしている内容と、リンクする部分が多いので紹介させて頂きました。

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