自我(理性と本能の調整役)自分が、自分は、と思う部分
自我は例外なく全ての人が持っている心の一部で、自分を守る事を最優先に判断し指令を送ります。自我が強い状態は、自己防衛反応が高まっている状態だと思います。
自我は免疫反応とは違い、精神の防衛と体への外的危険を察知する事に長けており、ケガの危険や近い未来に起こりうる危険を察知し自己を守ろうとします、この反応は生きて行く上で必要不可欠なものです。
しかし、自分の精神を守るために過剰に反応してしまう場合、色々な障害を引き起こす事もあります。たとえば、他人から攻撃されていると判断し防御反応を引き起こしたりもします。(怒り・攻撃性)
極端に自我が強く機能すると、些細な事でも、怒りや攻撃性が引き起こされ、対峙している相手を攻撃し始めます。(正反対の場合もあります)
穏やかな日常を送るためには、自我のコントロールを行う必要が出て来るのですが、自我は思考の深い部分に存在し簡単にはアクセスする事ができません。
怒りや不安を感じる場面が、自我、深層意識とアクセスするチャンスとなります。
この機会を逃さずに、なぜ怒りや不安を感じているのか? 感じたのか? 自分自身の感情に問いかける事が必要です。
始めのうちは、なかなか本当の理由にはたどり着けません、繰り返し繰り返し行う必要があります。
私自身の経験から、このようしたら上手くいきました! をお知らせします。
人それぞれ考え方の違いや個性がありますので、参考程度に考えて下さい。
怒り⇒なぜ怒るの?⇒あの人が●●と言ったから⇒●●と言われるのは何故嫌なの?⇒馬鹿にされている気がする⇒
自分には馬鹿にされる部分は無いと思うけど⇒自分は■■が苦手だから⇒苦手な所は誰にもあるよね⇒そうだけど・・・
怒りなどの現象に対して、心に問いかけます⇒言葉では帰ってこないのでイメージを受取る感じで、なかなか返答は無いので根気強く。
こんな感じで、自己との対話を進めて行くのですが、なかなか本心まではたどり着きません・・・
繰り返し繰り返し行う事で、少しずつ自我との距離は縮まると思います。
この作業の効能は、怒りの感情が発生しにくくなる事です!
喜怒哀楽は、人間らしい感情の動きですが、この中でも怒りのエネルギーは必要以上に強く、相手も自分も傷つけてしまします。
この作業を継続して、怒りの本質みたいなものが理解できたと強く実感できると思います。
決して怒りの感情が不要だという訳ではありません、必要があるから存在し発生するのです。
ただ、強い怒りの感情が頻繁に訪れる場合には、注意が必要です。
早急に自我との対話、自己との対話を繰り返して欲しいと願います。
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