メラビアンの法則によると、(「感情や気持ちを伝えるコミュニケーションをとる際、どんな情報に基づいて印象が決定されるのか」ということを検証したもの)感情の伝達をする時に印象を与える要素の割合は、検証の結果
視覚情報(見た目、しぐさ、表情、視線) 55%
聴覚情報(声の質や大きさ、話す速さ、口調)38%
言語情報(言葉そのものの意味、会話の内容) 7%
となっており、感情の伝達方法の多くは非言語での感情伝達が行われているとされています。
身だしなみや態度、表情やボディランゲージといった非言語コミュニケーションで相手に好意を伝えることで、メッセージをさらに強化し、祖語なく伝えることができるというのがこの法則の本質となります。
コミュニケーション学の観点から考えても、『感情の伝達は、言葉だけでするものとは限りません。むしろ、しぐさや目つきが本心を伝えていることもあります。』とされており、言葉にできない喜びや感情を、態度で表現した経験は全ての人にあると思います。
たとえば、勝利を手にしたときのVサインや、怒りを感じたときに無言で席を立つなどの動作も、感情を表す表現の一つとなります。
コミュニケーション学では、言葉によって伝えられるメッセージは35%に過ぎないと言われ、そして残りの65%は言葉以外の身振りやしぐさ、声色、表情などから伝わっていると言われています。
目に見える視覚的な情報が印象に与える影響が一番大きいと言われておりますが、目に見えない部分からの情報や影響も人は同時に受けていると思います。
そして、多くの人は感情が変化していることに対して、それが他者からの影響を受けて起きていることになかなか気付くことが出来ません。
ポジティブな感情は周囲に多大な良い影響を与えますが、その逆の鬱々とした感情を持った人は多くの場合、本人が気づかない間に周りの人を憂鬱な気持ちにすることがあります。これは心理療法の世界で「感情転移」という概念に近いものです。
多くの場合は、他者の感情に影響されるということに注意を払っておらず、自分の感情の変化に気付かずにいるために、あらゆることに対する自分の感情は自分自身が決めていると思っている人が多いと思いますが、周りからの影響を非常に受けやすいのが人の感情だと思います。
Aさんの近くに居ると心地よい、Bさんの近くに居ると落ち着かない、は全ての人が経験している感覚だと思います。
他人からの影響によりネガティブな感情に移行してゆく事や他人に自分のネガティブな感情をぶつける事は『穏やかさ』の対局となりますので、今以上に自分の感情の在り方に注意をして行く必要性を感じています。
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