2022年11月4日金曜日

思うこと 素直に聞くことの大切さ

 孔子の説話集の中には「良藥苦於口、而利於病。忠言逆於耳、而利於行」という一説があり、「良薬は口に苦けれど、病に利あり。忠言は耳に逆らえども、行に利あり」と訳されます。『良薬は口に苦し』は良く聞く言葉ですよね。

“耳に逆らう”の意味は、ためになる忠言でも素直には聞き入れがたいものであるという意味で、人の話を聞かない人はプライドの高さや自己中心的な性格が邪魔をして、アドバイスなどは無用だと思うなどで、せっかくのアドバイスも心に響かないのだとされています。

人の意見は大切にするということわざには、
「親の意見と冷や酒は後で効く」というのもあります。
冷や酒は温度が低いため熱燗より酔いが回るのに時間がかかります。グイグイ飲んでしまうと後で一気に酔いが回ってきます。
そして、私自身にも経験がありますが、親の意見も同じように、そのときはピンとこないけれど歳を重ねるごとに腑に落ちてくるという意味です。

自分自身が成長して家庭を持ったり会社組織で揉まれたり、経験を積んで視野が広くなると、あのときの親の言葉は正しかったと気づくことも多いと感じています。
後悔先に立たずなのでしょうか・・・

もう一つ「敵の助言にもよくば就け(よくばつけ)」というのがあります。これは敵対する相手の意見でも耳を傾け、良いものがあれば従ったほうがいい、ということわざです。

身近な人の苦言でさえ素直に受け入れがたいのに、敵対する人の言葉となるとなかなか受け入れられないのではないかと思いますが、どのような状況であっても、人からの助言や忠告に対して、自分が持っている『観念や固定概念・常識』によって素直に心を開いて聞くことが出来ないという場面は数多くあると思います。

まずは、心を開いて素直に聞いて、聞いた事に対しての判断は後ほど自分なりに考え解釈して採用・不採用を決定する事で自分自身の成長が促されると共に、否定的な観念や固定観念から脱してゆく事が出来ると思っています。

人の意見を判断せずに丸ごと受け入れる事も、『他人軸』であり好ましい事ではありませんが、『観念や固定概念・常識』について、このブログでは何度もお伝えしておりま通り、無意識の内に自動で判断され否定的な思いが出て来るのが、凝り固まった『観念や固定概念・常識』だと考えています。

自分自身の心の安定のためにも、少しずつ改善して行く取り組みが必要だと思っています。

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