人の悩みの多くは対人関係であると云われております。
ホント、なかなか思うようにはならない・・・(他人を自分の思い通りに変える事は出来ないので)それが人生なのか・・・試練なのか・・・
そこで、参考になればと思う理論のラベリング効果を紹介いたします。
うまく使う事が出来れば、少しは対人関係が改善できるのではないかと思います。
『人は他人から期待された通り(当人が期待されていると感じている通り)に行動する習性がある』と云われております。
相手に対して、あなたはこういう人だというラベリング(決めつけ)をすることで、その通りの行動を無意識のうちにするという理論がラベリング効果です。
良い期待(ラベリング・決めつけ)をするならば良い行動を取る事になりますし、ネガティブな悪い期待(ラベリング・決めつけ)を持つことで、良くない行動・望まない行動(ラベリング・決めつけられた行動)をもたらすとされています。
したがって「ダメな人」「これができない人」と決めつけてしまうことは、相手のやる気を失わせ、結果として悪い期待(ラベリング・決めつけ)の通りの行動を取る事になってしまいます。
とは言え、出来る事以上の事が出来る様になるわけではありません、当人の出来る範囲で期待に沿うように行動しようとする。です。
『他人を変える事は出来ない』のですが、相手に対して良い期待をする事により、その期待に沿うように行動しようと無意識の中で相手は判断を行います。
自発的な行動なので、他人を変える事には該当しません。相手も抵抗なく受け入れる事が出来ると思います。
この仕組みを上手に使って、対人関係を少しでも円滑に出来るよう心掛けたいものですが・・・
自分自身に、不要な観念や固定概念・自身の常識が強く作用すると、無意識の内にネガティブなレッテル・決めつけを相手に対して、行う事になってしまいますし、言葉には出さなくとも感情が相手に伝わる事は多いですよね。(感情が伝わる部分は意外と大きい)
結局は、『変える事が出来るのは自分自身だけ』なのです。急に大きな変化をもたらす必要はありません。
何度も繰り返していますが、自分自身の中にある、不要な観念や固定概念・自身の常識を少しずつ見直してゆく事が大切だと思います。
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