「幸福感」を感じる為には、自分自身が「穏やか」である必要があると考えております。
自分の思考や行動は、全て自分が決めてコントロールしていると思っている人が多いのだと思います。
しかし【人間の行動は90%以上が無意識に行われている!】とされています。
たとえば、本を読んでいます、ページをめくるとき「よし、めくるぞ」と意識してめくっているのでしょうか?
布団は右手ではねのけてとか、トイレのドアノブは右手でひねってとか、歯ブラシはどの部分を握ってとか、レンジのボタンを人差し指で押してとか……。その一つひとつを、どれだけ意識して行っているのでしょうか。
わかりやすいのは、自転車のこぎ方をいちいち意識しないで乗っていると思います。
他には、ついやってしまうことも、いろいろと思い当たります。
横断歩道で隣の人が歩き出すと、ついつられて歩き出してしまう。
人が急に振り返ったり、上を見上げたりすると、つい視線を追ってしまう。
これらの事は、私も含めて、みんなそうなのです。
人間の行動は、90%以上が無意識に行われていて、意識しなくてもできることは、無意識の内に自動化されて自動運転されているのです。
この事から、無意識の働きの重要さは、ご理解いただけると思います。
自分の考えや行動を意識する事なく自動的(無自覚)に判断して選択していて、この無意識も長年積み重ねた結果、人それぞれのクセや習慣が形成されていて、考える事無く、感情が沸き上がる(怒り・悲しみ・不安・喜び)事は良くあることだと思います。
日常的な行動について、その都度ごとに意識して行動する事は難しいと思いますが、強い感情の動きに対しては、なぜそのような感情が沸き上がるのか注意深く観察して欲しいと考えています。
思わぬ、クセや習慣・思いこみが隠れている事があり、ネガティブな感情を呼び起こすようなクセや習慣がある場合、頻繁に無意識の葛藤が強くなりすぎたりすると、その結果として、視力や聴力の低下、胃痛、顔面麻痺、心因性のめまい、円形脱毛症などの神経症的症状が生じるとされています。『穏やかさ』とはかけ離れた状態であると思います。
この望まない感情を沸き上がらせるクセや習慣を矯正して行く事で『穏やかさ』に近づいて行けると考えています。
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